難しいフレーズをゆっくりから速くへ
速さは反復ではなく、正しい反復から生まれます。確実な道はただ一つ、きれいに弾けるテンポから始めて小さな段で登ること。この方法の退屈に見える部分こそが、効いている部分です。
正直な開始テンポを見つける
開始テンポとは、そのフレーズを 3 回続けてミスなく弾ける最高速度のことです。多くの人はこれを 20〜30 BPM 高く見積もります。乱れた反復は手に乱れも覚えさせます。ゆっくり始めるのは時間の浪費ではなく、近道です。
小さく上げ、短く休む
きれいに 3 回弾けたら 3〜5 BPM 上げます。ミスが出たら 2 段下げ、そこから続けます。練習モードはこれを自動でやってくれます——決めた N 小節ごとに設定した幅だけテンポを上げ、目標まで運ぶので、こちらは弾くことだけに集中できます。
目標を追い越してから戻る
目標テンポに届いたら、さらに 5〜10 BPM 上げて数回弾いてみてください。戻ったときフレーズは楽に感じられます。神経系がもっと厳しい条件を体験したからです。翌日は必ず少し落ちますが、それは正常。本当の伸びは数日の平均に現れます。
よくある質問
1 日に何 BPM 上げられますか?
本当に難しい箇所なら 1 日 5〜10 BPM が健全な進み方です。急いだ分は翌日返すことになります。
いつも同じところで止まります。
その場所だけを、前後 1 音ずつ足して取り出して練習してください。問題はフレーズ全体ではなく、二つの音のつなぎ目にあることがほとんどです。
ウォームアップでもメトロノームを使う?
使ってよいですが、テンポは低めに。ウォームアップは技術の限界を試す時間ではなく、手と耳を同じ脈に乗せる時間です。
メトロノームは毎回上げるべき?それとも数回きれいに弾けてから?
毎回ではなく、2〜3回続けてきれいに弾けてから上げてください。1回の成功はたまたまかもしれません。繰り返しの安定こそが、その箇所が本当に身についた証拠です。
目標テンポに達したのに、まだ力んで弾いてしまいます。これは普通ですか?
いいえ、たいていはテンポを上げるのが早すぎたサインです。そのテンポがリラックスして楽に感じられるところまで数BPM戻り、そこにとどまってください。本当の収穫は速さそのものではなく、その速さでの余裕です。